とんとんと。

細々とフリーランスやってる2児の母の記録。旧:境界型糖尿病の働くママの妊娠・出産・育児日記

長くて死ぬほど辛かったつわり(妊娠悪阻)の記録

 

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↑この記事の続きです。

 

私は、妊娠がわかってすぐにつわりが始まりました。

そして、妊娠2ヵ月~6ヵ月まで、4か月もの間ひどい吐きつわり(妊娠悪阻)に苦しみました。

いつまで経っても終わりが見えなくて、本当に辛かったつわり。

  • つわりの状態と変化
  • つわり中に食べられたもの

を、覚えているうちに残しておきたいと思います。

妊娠4週目:つわりの始まり&上司に報告

妊娠3週目(妊娠1ヵ月)で妊娠が発覚し、

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妊娠4週目(生理予定日)に入ると、すぐに本格的なつわりが始まりました。

主な症状は

  • 吐き気(午前中)
  • フラフラ感、めまい
  • 熱っぽさ(夕方のみ)
  • のどの渇き
  • 乳首が痛い(お風呂上りなど)

などでした。

とにかく、朝の通勤電車が辛くて、タオルで口をおさえながら電車のつり革に半分ぶらさがってなんとか立っている状態。あまりの具合の悪さに、電車の中だけマタニティマークをカバンに着けることにしました。

つわりで辛いから席を譲ってもらいたい、というよりは

  • 駅や車内で倒れた時に「妊婦だ」と認識してもらうため
  • 優先席に座った時に、「妊婦なんです、いまつわりで死ぬほどつらいんです、すみません座らせてもらいます」というメッセージのため(気弱)

このころ、すでにまともな食事がとれなくなっていたので、「とりあえず、葉酸サプリだけでも飲めたら栄養的にOK」ということにしていました(;^_^A

ちなみに、つわりが始まると同時に、直属の上司にだけ妊娠の報告をしました。女性の方だったのですが、私が具合悪そうにしているのをみて、何となく妊娠したのかな~と感づいていたようでした。すごい。

妊娠6〜7週目(妊娠2ヵ月):仕事で無理してつわりが悪化、ケトン体が出て妊娠悪阻に

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妊娠4~5週目までは、なんとかがんばって仕事に行っていました。

妊娠6週目に入ったころ、日帰りの大阪出張がありました。

妊娠前から決まっていた出張だったので、がんばって行くことに。夏の大阪は本当に暑く、精神的にも肉体的にもギリギリの状態でしたが、なんとか出張をこなしました。

しかし、その無理がたたったのか、翌日から激しい吐きつわりが始まりました。

朝も昼も晩も、夜中も明け方も、24時間吐く生活がやってきました。

  • ご飯を食べたら吐く
  • 水を飲んだら吐く
  • 何もなくても吐く

数日で体重が2.5㎏も減り、とてもじゃないけど仕事に行ける状態ではなくなりました。

そんな中、心拍確認のために病院へ。

徒歩10分の病院へ歩いていくのにも、旦那に支えてもらわないと厳しい状態。

手を引いてもらうって、こんなに助かるんだ・・・って思いながら、ヨチヨチ歩きでなんとか病院に到着。尿検査をすることになりました。

結果は「ケトン値 3+」(その病院で図れる最高値)で、妊娠悪阻と診断されました。

漢方薬と吐き気どめを処方されましたが全然効かず、緑色の胆汁も吐いて、飼っていた犬の散歩(朝夕10分程度)すら難しくなってしまいました。

また、あまりの気持ち悪さに夜もあまり寝られなくなり、1〜2時間ごとに目が覚め、そのたびにトイレの前の床に座り込んでいました。

現在の住まいに引越ししたのがちょうどこの頃。荷造りはほぼ旦那にお願いし、何とか引越し完了。つわり中の引越し、マジでしんどかったです。

なお、引越し先の産婦人科で診断書を書いてもらい、「つわり休暇」をもらうことになりました(有休をすべて消化した後、健康保険組合から傷病手当金が出ました)。

食べられたもの

  • コンビニのおにぎり、サンドイッチ
  • アイス、雪の宿、食べっこどうぶつ
  • インスタントスープ、カップ麺

完全にジャンク!!栄養面は、とりあえず葉酸サプリだけ飲んでればOK、というスタンスでした。

 

妊娠8〜11週目(妊娠3ヶ月):【つわりMAX】下痢も始まり点滴デビュー

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この時期が1番辛かったです。毎日、吐いて吐いて吐きまくり。旦那が食べるスーパーのお弁当の匂いや、お風呂の湯気だけで吐いてました。

そして、何故かひどい下痢が始まりました。嘔吐&下痢で上からも下からもな状態で、ますますしんどくなりました。夜、吐き気と腹痛で数時間おきに目が覚め、まともに寝ることもできません。

妊娠10週目に入ると、水を飲むだけで吐くようになったので、ついに点滴デビュー。

吐き気止めが入っているので少し楽になるかな?と思いきや、吐き気はほとんど変わらず。むしろ、吐き気どめのせいで吐けない辛さが加わりました(T_T)

新居近くの産婦人科は「つわりが辛いのは当たり前。点滴したいならどうぞ、頻度も一回あたりの量も自分で決めてね」って感じでした。ケトン体の検査もしません。

ネットの口コミを見る限りは評判が良い病院でしたが、何となく合わないな〜と思ってました。というか、あまりの医師の冷たさに一生恨む、とさえ思いました。

こんな感じでほぼ毎日吐きつづけてましたが、ときおり半日くらい楽な日があったりして、不安定な日々でした。

食べられた物

  • コンビニの菓子パン(ホットケーキサンド、蒸しパンなど)
  • インスタントのコーンスープ
  • グラタン
  • しょうが入りそうめん
  • アイス、雪の宿
  • 果物
  • 午後の紅茶ストレート

本来、妊婦はカフェインを控えた方が良いんですよね。でも、この時は「午後の紅茶ストレート」しか受け付けず、毎日1L近く飲んでいました。

水を飲むと、吐くんだもん…。

妊娠12〜15週目(妊娠4ヶ月):徐々につわりが軽くなり始める

出口が見えた?

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嘔吐と下痢を繰り返したため、体力の消耗が激しく起き上がるのも辛かったです。

ただ、この頃になると、気持ち悪くなりにくい、もしくは吐きやすい食べ物が何となく分かってきました。

そして、昼間の2〜3時間だけ、吐き気の軽い時間帯がでてきました。そこでシャワーを浴びたり、まとめて寝たりしてました。

とはいえ、基本、夕方から明け方までは吐き気でほとんど眠れず、一睡もできない日もありました。ちなみにこの時点で体重は、妊娠前から−5kgでした。

妊娠14週目に入ると、少しずつ吐く回数が少なくなってきました。

ちょうどそのころ、旦那が実家に帰省するため私も1週間ほど自分の実家に戻りました。

実家にいる間は、自分では作れなかった意外な物が美味しく食べられたりして、少しずつ食べられる物が増えました。ラーメンとカレーを食べられた日は、本当に嬉しかった…!

しかし油断するとまた水を飲むだけで吐く日があったりして、いつ終わるのかわからないことが辛かったです。

ちなみに、このころ動悸がひどかったので、実家近くの大学病院に転院しました。つわりの話をしたら「うちの病院だったら入院レベルだよ……」と言われました。

食べられた物

  • ミスティオ
  • スイカバー
  • スイカ
  • 雪の宿
  • しょうが入りのそうめん
  • 男前豆腐+青じそドレッシング
つわり中に食べやすかった、神セブン。
特に、しょうがは食べると胸がスッとして良かったです!
↓もし次妊娠したら、これを試したい!
 

妊娠16〜19週目(妊娠5ヶ月):仕事に復帰。食べつわりに移行

モリモリ。

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季節はすっかり秋になっていました。

この頃は吐きつわり3割、食べつわり7割といった感じ。常にうっすら気持ち悪く、特に夕方〜翌朝にかけて強い吐き気&嘔吐が続いてました。

昼間は、病院帰りに外食ができるまで回復したので、仕事に復帰しました。

しかし今思うと、とても無理していました。朝から吐き気でトイレから出られない日もあり、ちょこちょこ会社を休んだりしていました。

仕事に行っても帰宅後と土日は疲労感が強く、ずっと寝ていました。

特に朝夕の通勤が本当に辛かったです。なるべく座れるように、各駅停車に乗ったりしていたので通常の1.5倍は時間がかかりましたが、それでも座れた方がマシという感じ。

空腹になると気持ち悪くなるので、常に何か食べてました。

とにかくサラダが食べたかったり、常に口の中が変な味がしていました。

戌の日にたまたま休みだった旦那と神社にお参り。体調が不安定だったこともあり、祈祷はしませんでした。

妊娠17週目の終わり頃、初めて胎動を感じました(会社のトイレにて……)。

食べられた物

昼間は何でも食べられるようになりました。

が、夕方〜朝までは必ず吐いてたので、夜は消化の良いものを。

  • サラダ
  • パスタ
  • カリカリのトースト
  • スナック菓子、アイス、菓子パン
いやホント体に悪すぎ。

妊娠20〜23週目(妊娠6ヶ月):疲れとつわりは連動する

疲労困憊。

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相変わらず、毎日吐き気が続いてました。

ただ、実際に吐くのは、一日1~2回。

  • 朝に一回
  • 夕方~夜に一回(疲れている時だけ)

食べつわりがメインで、空腹にならないよう常に食べ物を持っていました。

このころは食欲がすごくて、体重が一気に妊娠前まで戻ったため、健診で注意を受けました。

食べられるようになると体力が回復し、だんだんお出かけもできるようになってきました。

旦那とお散歩に行ったり、日帰りで箱根に行ったり。そして、妊娠21週目には友人の結婚式にも参加できました!

とはいえ元気な妊婦には程遠く、仕事の疲れが溜まって風邪を引いたり、会社で顔色が悪いと言われたり…。

時折、会社を休んだりしてしまい思うように生活できなくてもどかしかったです。

ちなみに、この時既にお腹が張りまくって苦しかったのですが、当時は良くわかっていませんでした。

妊娠24週目~(妊娠7ヶ月~):切迫早産で自宅安静に。つわりが終わる

ゆっくりとお別れ。

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妊娠7ヵ月に入ると、つわりはかなり楽になっていました。ただ、仕事の疲れが溜まると吐き気もすぐ復活し、2~3日に一回は吐いてました。

妊娠24週6日目、会社で嘔吐し、何となく体調がおかしいと感じたため大事をとって早退しました。

帰宅後、立ってられないくらいの痛みをお腹に感じました。その時、やっと「あ、もしかしてこれが張るというやつ?」とわかりました。

案の定、翌日の妊婦検診(妊娠7ヵ月の中期検査)で切迫早産と診断。医師から「明日から仕事に行ってはいけません」と言われ、長い自宅安静の日々が始まりました。(ちなみに、この日の糖負荷検査で妊娠糖尿病にひっかかりました。)

自宅安静を始めて、ちゃんと意識してみると立つとすぐに張ってたことがわかり、あーずっと無理してたんだな…… と思いました。

身体をゆっくり休めるようになると、吐き気やだるさがかなり改善され、やっとつわりとサヨナラできました。

このタイミングで早めに休みに入れて体力的にも精神的にも本当に助かりました。

多分、仕事を続けてたら、つわりはもっと長引いてたと思います。

いま、つわりで苦しんでいる方へ

長くなりましたが、以上が私のつわりの記録です。

この記事を読んでいるのは、今つわり真っ最中の方でしょうか?辛い思いをしながら、仕事をしている方もいるのでしょうか?

仕事をしている妊婦さんは、本当に無理しないで欲しいなと思います。

「ちょっと我慢すれば大丈夫」「ここで休んだら楽だけど、休む程ではない」と思う程度でも、仕事を休んでください。

私の会社は社員の有休取得率が高く、休みやすい雰囲気だったので良かったのですが、そうではない職場もたくさんあると思います。

自分の身体の事とはいえ、100%コントロールできないのが妊娠中の身体です。

日々、体調が目まぐるしく変わって、その理由も本人ですらよくわからない事が多いです。

「妊娠・出産は病気じゃない」と良く聞きますが、妊娠は病気と同じくらい身体を大きく変化させ、体調を悪くし、人によっては命の危険も伴う事だ、ということを頭の片隅に置いてください。

辛かったら、どんどん休んでください。仕事よりも、あなたの体が大事です。

 

※なお、仕事に関しては、妊娠発覚後から「自分のいまの仕事の内容と進捗を、進行表・マニュアル・フォーマットに落とし込んでオープンにする」ということを実施しました。

先の予定も含めて、毎日小まめに更新することで、常に仕事の見直しができて効率的かつ効果的な方法を模索できたし、会社には迷惑をかけっぱなしでしたが、これのおかげで引継ぎも短期間でスムーズに進みました。 

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